平成27年6月25日(木)

2000名の熱気につつまれた、櫻井よしこさん講演会

 

■去る5月30日(土)、札幌パークホテルにおいて、「櫻井よしこさん講演会」(主催;日本会議北海道本部)が行われました。会場となったパークプラザは、札幌市内のホテルの中では最も多くの収容人数(2000人)を誇りますが、当日は満席となり、会場は2,000人の熱気に包まれました。

■本講演会は、「美しい日本の憲法をつくる道民の会」(以下「道民の会」と略称。)の設立記念として実施されたものですが、以下では櫻井氏の講演要旨を紹介させていただきます(「道民の会」の設立趣旨、活動目的、役員等の詳細、また当日の進行次第は本ホームページにUPしました当日プログラムをご参照ください)。

■櫻井よしこ氏の講演
会場には4m幅のモニター2基が設置されましたが、構造上の柱が点在し、特に前列の左右両端は講演者が見えない位置となっていました。
「そちらの方、私の顔が見えますか…?」。この第一声で講演はスタートしましたが、にこやかな語りかけは会場を一気に和ませ、2,000人聴衆の気持ちを引き付けるに十分でありました。
さて、演題は「誇りある日本を次世代へ〜あなたの一歩が朝を変える!」です。ジャーナリストとして、緻密な取材に裏打ちされた研究、分析、提案力は衆目の一致するところですが、80分間の講演要旨は次のようなものでした。
・北海道の水源地、自衛隊・空港施設周辺が外国資本に買収されていること。
・千歳空港周辺の外国人向け住宅に立つ巨大パラボナアンテナは、通信傍受という目的によるものであること。
・「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」との憲法前文は、今の国際情勢に全くそぐわないこと。
・オバマがシリア不介入を表明して以降、ロシア、中国の覇権行為が顕著となったこと(クリミア半島併合、南沙諸島埋め立て等)
・アメリカが世界の警察ではなくなった今、アメリカに依存する平和維持は困難な時代になったこと。
・現憲法に「緊急事態条項」がないため、東日本大震災では憲法第29条(財産権)が復興支援の障害となり、外国資本による日本国土買収の制限をも妨げていること。

櫻井さんの語り口は、常に穏やかにして、しかし時に辛辣です。本講演会でも"らしさ"は如何なく発揮され、北海道特有の問題提起には、多くの道民聴衆が"目からうろこ"を実感されたものと思います。
講演が終了し、櫻井さんが退場する際には、多くの方々が握手を求めて通路をふさぎ、歩けないほどになりました。そのため、会場を退出するまで5分以上…。いわば"固い"講演会としてはあまり見かけない光景であったことを付け加えておきたいと思います。

なお、今回設立された「道民の会」は、日本会議と連携し、櫻井さんが代表を務める「国民の会」の道内組織として、精力的に署名活動等を推進して参ります。皆様には今後ともご理解とご協力のほど、宜しくお願い申し上げます。

プログラム(PDF)はこちらからご覧いただけます

来賓の百地章先生